野球部はやっぱりダサいと思った愛

中学3年間、野球部で活躍していました。学校内で”物凄く顔のいい人がいる”と、最初から話題になるほどカッコよくて、目立っていました。やや不良な感じと、あまり笑わないのもミステリアスな雰囲気を醸していました。私が通っていた塾に途中から入ってきました。塾には他の中学の女の子も来ていて、イケメンの彼は注目の的になり、女の子達に囲まれているのを見て嫉妬したので「あ、やっぱり好きなんだ」と分かりました。次の年の中学3年のクラス替えで、偶然同じクラスになりました。出席番号が1番同士なので、隣に座ることになったので、横顔を見たいのに、見れない、カッコ良すぎて息が出来ない、毎日生きた心地がしな思いをしました。卒業前のバレンタインデーに、クラスの女子全員と一緒にチョコを渡しに行き、卒業式の日に遂に告られました。生きた心地がしないのと、天にも昇る気持ちの両方でしたが、卒業後の進路が分かれてしまいましたので、毎日他の女の子に取られるんじゃないかと心配でした。特に駅で待ち伏せしている女子もいましたので、お互いの地元の駅で待ったりしました。空も、景色もキレイに見えて、小さい子が泣いているのを見たら声を掛けてあげたくなるくらい幸せでした。「ずっと片思いの、中学一のイケメンと、私は付き合っているー」と毎晩叫びたい衝動に駆られました。4か月後の夏休みに、彼がバイトを始めたのがキッカケで、どんどん会える日が少なくなり、バイト先で知り合った女子にあっけなく心変わりされてしまいました。彼は大変なイケメンでしたが、頭がよくなかった。でも野球をしている時はカッコいい、でも浮気しそう、でも足が速くてスポーツ大会のヒーローだし・・と心がスイングしてしまい、ふり幅の大きさに振り回されました。彼の進学した高校は、県内で一番偏差値の低いところなのに「顔に全部栄養が行ってしまった」と勝手に辻褄を合わせてしまって、彼に”カッコいい”フィルターを掛けたことで、本質を見る努力をしなかった。仲良くしいていた女子に「あいつ浮気するよ。辞めといたら?」と言われた時も「あんたも彼を狙ってるね」と友達を切ってしまいそうになりました。大事なのは、地に足を付けた恋愛、心の湖面を波立たせない努力だと思います。相手はいとこ。母親のお姉さんの息子を好きになってしましました。小さいころから家族ぐるみの付き合いで一緒に遊んだりしていた9個上のいとこでした。私が小学生低学年ぐらいまでは親戚の集まりなどで年に何度か会ってましたがそれ以降はほとんど会っていなかった相手です。中学3年生の時に私が家出をし、東京で一人暮らししているいとこを頼って家に押しかけました。いとこの家は1Kの狭い家で布団も一つしかなかったため一緒に寝ていたら体の関係になってしまい、お互い魅かれあいました。短期間でしたが一緒に住んで料理して、昔の思い出話などをしたり、遊園地に出かけたり、お酒を飲んだりと本当に楽しい時間を過ごしました。お互いの小さい頃の状況も家庭環境もわかっているので距離が縮まるのもとても速かったです。まだ中学生の若かったこともあって、9歳年上の男性はなんでもできる大人の男だなと思っていました。いままで体験したことない大人の世界とわがままも聞いてくれる大人の包容力にとても居心地がよかったし楽しかったです。しかし、親に家でのことがばれて引き離されいとことは連絡がとれないようになってしましました。いとこはもともと海外に留学する予定だったので連絡をとれないまま海外に行ってしまいもう会えなくなってしまったので、生きているかどうかもわからず本当につらかったです。いとこは法律上では結婚することができます。でも世間体には親族との結婚はいいイメージがありません。あまりにも血縁関係が近いと子供にも影響がでるようです。しかし好きになってしまった気持ちは抑えることができません。そういう場合はただ突っ走る恋愛ではなく、合理的に何をしたら一緒にいれるか冷静になって考えてみることも大事だと思います。恋は盲目というように、恋愛をしている人は大人でも冷静な判断ができないことも多いと思います。一度落ち着いて考えたり、誰かのアドバイスを聞いてみるのはいいと思います。

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