会社の違う支店の6歳ほど歳上の彼でした。
かなり押しの強い引っ張って行ってくれる頼りがいのある人でした。
どちらかと言うと情熱的なタイプで肉食系な感じです。
仕事でも取引先の人や業者の方からも信頼が厚く人気者でした。支店での親睦会で席が隣になって話していたことがきっかけでメールのやり取りを始めました。その日から毎日のように朝からずっとメールが来るようになりました。私も楽しかったのでやり取りが楽しくて仕方ありませんでした。ただ、既婚者の方なので恋愛対象には考えてはいませんでした。
しかし、やり取りを重ねたり出張でこちらに来た際に食事に行ったりするようになると段々惹かれていき、メールが来るのを待ち遠しく、好きになってしまいました。好きになってはいけない、本気になってはいけないと自制をかけていましたが会ってしまうと止めれなくなっていました。
また直ぐに会いたいと思うようになったり、彼が独身だったら、離婚したらいいのにと自分でもおかしく嫌な性格になっていました。そう思う度に落ち込んだり自己嫌悪に陥っていました。
しかし、好きなものは好きと言う気持ちはどうしようもなかったのです。
誰にも相談できないし、親には申し訳ない思いでいっぱいでした。自分は不倫をしない、既婚者は好きにならないと思っていても本当に分からないものです。
既婚者だから余裕もあり優しくて魅力的なので惹かれてしまうものかもしれません。
してはいけないと思えば思うほど好きになってしまいます。
もう止めようと思うほどあと少しだけこのままでいようとずるずると引いてしまいます。
一番いい方法は辛いですがいつまでと期限を自分の中で決めます。そうすることで心の準備が出来るからです。
そしてそれは良い思い出として封印するのが幸せへの第一歩になります。一個上の男性でした。大学のクラスメートで、いわゆるいじられキャラでした。シャイなのかと思ったら、急に大胆なことを言い出したり、計画性なさそうに見えたり、デートプランを緻密に練ったり、なんだか性格をつかみにくい男性でしたね。大学のオリエンテーションで一目ぼれをしたと後で聞きました。私は彼が自分に好意を持っている事に鈍感で、最初は友達として仲良くしていました。ある日電話で告白され、二週間の保留の後、よろしくお願いします。ということを伝えました。一か月後の私の誕生日にはネックレスをプレゼントしてくれて、夜ご飯を食べに行きました、何しろ私の初めての交際相手だったので、すべてが新鮮でした。しかし夏休み中に彼が実家に帰った際に三週間ほど遠距離になり、さまざまなすれ違いが生まれ別れ話となりました。夏休み明けは気まずかったです。クラスメートだし、プレゼントのネックレスを返却したり、なんだか私が弄んだみたいなウワサも聞きました。初めてのお付き合いで私も慣れないことが多かったです。初めて手をつないだりしたときも、恥ずかしくて顔が真っ赤でした。今思い出すと懐かしいです。大学が同じだったので、毎日授業で会ったり、クラスメートに見つからないようにお昼ご飯を一緒に食べたりしてました。私はクラスでウワサになりたくなかったので交際関係を隠していたかったのですが、彼は全部話しちゃってたみたいですね。最初は楽しかったのですが、だんだん彼の頼りなさに嫌気がさし、彼女として幸せじゃないな、と感じたときにお別れしました。この交際関係が上手くいかなかったそもそもの原因は、私が彼のことをあまり好きではなかったことだと思います。告白された時も素直に、イエスと言えませんでした。やっぱり告白を保留したくなる相手とは付き合うべきじゃないんでしょうね。彼が私のことを好きでも、やっぱり私の気持ちが付いていかなかったら、それは恋愛関係じゃないですよね。自分の気持ちに嘘をつくのも良くないし、そもそも相手に失礼ですよね。幸せな恋愛関係には好きだという感情が必要不可欠だと思います。